台湾のインターネットにおけるトラフィックのシェアと滞在時間はYahoo!とFacebookによる寡占状態ですが、これはポータルとソーシャルメディアという特性上のもので、検索エンジンの利用として絞るとGoogleの存在感は以前よりも増してきています。
以下は、日本のファッションを好きな20代の台湾女性によるアンケート結果なのですが、最も多く利用する検索エンジンとしてYahoo! (エンジンはBing)とGoogleは拮抗しています。以前 (2012年7月) 行った上記と同属性ユーザーへのヒアリングでは、「確かにまだ Yahoo! を使っているユーザーはある程度いるが、Yahoo! はショッピングとニュースコンテンツとして利用し、検索はGoogleに乗り換えている人が多い」 という意見が多く見られました。
台湾でのSEOを考えた時、Yahoo!のエンジンはBingのため、SEOを施しやすいGoogleの検索エンジンシェアが高まるのは好ましいと思っています。また、リスティング広告についても、グローバルで対応しているGoogleの方が、ローカルの広告代理店を通してアカウントを開設しなければならないYahoo!よりも始めやすいという利点があります。
米国ではインターネット広告市場の4割を占めている検索の王者Googleだけに、近いうちに台湾でもYahoo!のシェアを追い抜くのではないかと感じています。
出典 : 株式会社コミューン内部資料