台湾の価格比較サイト’EZprice 比價網’が、2013年1月時点での台湾主要ECモール取り扱い商品件数について比較したグラフを発表しています。
最も取り扱い商品件数の多いモールはPChomeで約76万件、次いで台湾版アマゾンともいわれる博客來が約63万件、Yahoo!台湾 (購物中心) が約50万件と続きます。
ただ、楽天日本の取り扱い商品件数は1億3,000万件ほどありますので、桁が違い過ぎで本当だろうかと思ってしまいます。
他にも、Yahoo!台湾の購物中心はあるのですが、超級商城が無かったり、また、楽天台湾は7netよりは取り扱い商品件数は多いと思うのですが、入っていなかったりと、少々抜けがあるように思えますが、比較されているモールでの相対的な比較としては参考になるかと思います。
次のグラフでは、取り扱い商品件数の増加率を比較しているのですが、同じくPChomeの伸びが目立ちます。Yahoo!台湾はこの中では最下位になっています。
「台湾ECモール収入比較 – Yahoo!とPChomeで全体の5割弱」でもご説明したYahoo!とPChomeは台湾ECモールのツートップなのですが、このグラフを見る限り、Yahoo!の鈍化に対してPChomeは明らかに勢いづいていているようです。
以下のグラフは、Yahoo!台湾、PChome、momoの3つのECモールの取り扱い商品カテゴリー比率になります。
Yahoo!の強みは、アパレル・ファッション関連商品が入る流行カテゴリーが充実しているところ、PChomeは3C電子商品カテゴリーが相対的に強いモールです。momoは比較的若いユーザーが多いモールですが、アパレル・ファッション関連商品の流行と生活百貨カテゴリーを中心 (全体の8割) とした商品構成になっています。
出典 : 台灣前十大購物平台商品數排行榜-2013年1月 – EZprice 公關室
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