「東南アジアにおける数字の常識・非常識」に関するメモ

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先日、一般参加したセッション「東南アジアにおける数字の常識・非常識」の講演内容がきわめて素晴らしかったため、いくつか気になったところのメモを書きたいと思います。

発表されたスライドの中には、当サイトから抜粋したデータのまとめも使われており、アジア関連のデータを探す際に参考にしていただいたようで嬉しい限りです。

 

東南アジア全般

  • ほとんどの国 (シンガポール除く) において、スマートフォン所有率が最も高い年齢層は15 〜 24歳の層
  • 親日であると言われることへは違和感がある、好き嫌いというよりはあまり関心が無い
  • インターネットにある行政データなどは参考程度で活用した方がよい、全国平均のデータだと、地域格差や各都市の特徴が分からずミスリードしがち、国の人口分布と都市の人口分布が大きく異なることもある
  • ウェブ調査はどうしても代表制に問題が生じる、理由はモニターが都市の高所得層のホワイトカラーに偏っているためで、どのようにしてモニターを集めたかが重要、偏りの少ない調査をするためには、現時点では、家庭訪問調査がより安全
  • 水質があまり良くない国が多く、客人へはミネラルウォーターでおもてなしするのが基本
  • 基本的に、明日は今日よりも良くなると考える方々が多く、収入をすべて消費に回したり、不動産や金などに投資をする傾向がある

 

インドネシア

  • 中流家庭10世帯60名からのアンケート結果として、日本を知らない、関心が無い、という意見が多かった、旅行に行きたい国としては、メッカ、シンガポール、香港、オーストラリアなどが上位を占めた
  • 韓国エンターテイメントはインドネシアでも強く、韓国ドラマやKポップが日常生活に入り込んでいる、KARAや少女時代などは国ごとに衣装を変えるなどのカスタマイズをしている
  • 韓国はコンテンツビジネスを現地で10年ほど続けており、日本のコンテンツが韓国を真似していると認識されることもある
  • JKT48はあまり人気が無い、現地では、大人と子供の境目がはっきりしていて、どうしても子供向けのコンテンツと受け取られ中途半端なイメージをもたれてしまう
  • 富裕層家庭にはメイドがいるが、富裕層間で流行っている子供用のキャラ弁は自分自身でつくり友達に自慢する、キャラ弁をつくるための商品がダイソーで売れている
  • 冷蔵庫はメイド用 (普段使い) と人に見せる用と複数保有しており、見せる用の冷蔵庫には、客人のおもてなし用ミネラルウォーターをたくさん入れておく、メイド用の冷蔵庫や白物家電は自分たちはあまり使わないので、あまり良い商品に買い替える動機が無い
  • アリサンと呼ばれるお金を出し合う互助会が盛んで、1人平均3つほどに入っている
  • クレジットカード普及率が低い理由の一つとして、宗教上 (教えで利子が禁止されている) の理由もある、現金主義の方々が多い

 

タイ

  • バンコクなどの大都市でも戸籍が非常にあいまいで、人口の算出が機関によって950 〜 3,000万人と大きく異なる

 

ミャンマー

  • ヤンゴンは、社会インフラが未整備で光熱費が高い、停電の頻度も高く、スーパーマーケットでは生鮮食品が少ない

 

ベトナム

  • ベトナムの交通広告の価格は日本の10倍ほどと高価、テレビCMの価格も高くなってきており年170%の値上がり (インフレの影響もあり?)、全体的に広告出稿へのニーズが高まっている

 

シンガポール

  • 人口500数十万人の小国だが、インバウンドの訪星外客数が1,300万人ときわめて多い

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