シンガポールEC市場規模とモバイルコマースの可能性

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シンガポールEC市場規模とモバイルコマースの可能性

シンガポールEC (Eコマース) の基本情報について纏めました。以下は PayPalの調査を掲載した Tech in Asia の情報です。

  • 2010年のシンガポールのEC市場規模は 11億シンガポールドル (約682億円)、そして、2015年には 44億シンガポールドル (約2,728億円) まで拡大すると予想されている。
  • 市場の内訳としては、旅行関連 (航空券・ホテル予約) が最も多く28%、ファッション・ビューティーが13%、エンターテインメント・ライフスタイルが同じく13%、IT・電化製品が11%、損害保険が8%、ギフト関連が7%と続く。
  • シンガポールのオンライン購買者数は120万人 (18歳以上のインターネットユーザーが対象) 、年間の平均購買単価は1,492シンガポールドル (約93,000円)。
  • モバイル端末からの購入は全体の約4%ほどとまだ少ない。映画チケット、ファッションアイテム、モバイルアプリなどの比較的低価格の商品が購入されている。
  • モバイルコマース市場はまだ小さいが、オンライン購買者全体の4割、そしてオンライン購買者の富裕層セグメントの6割がモバイル端末からの商品購入に興味を持っており、今後市場は拡大傾向にある。
  • 1シンガポールドル = 62円で円換算。

Tech in Asia原文にある “Mobile Devices” を上記の通りモバイル端末と書いていますが、シンガポールのスマートフォン普及率は72% (リサーチ会社TNS調査) と非常に高いため、スマートフォンでの利用が大半という理解で良いかと思います。

ちなみに、シンガポールは香港と同様に国の面積が小さいため、国内ECへのニーズは低く海外からの越境ECがほとんどだ、というのがよく聞く話なのですが、上記PayPalの調査によると、ローカルのECサイトからの購買が全体の40%とあり、意外にも国内の商品も売れているようです。

また、別データとして、Quoraにある “What is the size of the eCommerce market in Singapore?” の回答によれば、ブログサービス LiveJournal の2012年EC市場規模予測は16億シンガポールドル (約992億円) とあり、500万人の人口から考えると、あらためて購買単価の高い市場だといえます。

スマートフォンの高い普及率と購買単価の高いオンライン購買者という2つの特徴から、シンガポールでのモバイルコマースは、市場は小さいもののアジアでのテストケースの場として有用ではないかと考えています。

 

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出典 :
The Stats and Facts of Online Shopping in Singapore – Tech in Asia
What is the size of the eCommerce market in Singapore? – Quora
【シンガポール】スマートフォンに夢中、民間調査 – サーチナ

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