見込客獲得にはSEOがリスティング広告より圧倒的に信用度が高い

Webmarketing123のデジタルマーケティングレポート2012によると、米国のオンラインマーケッターは、BtoB、BtoCともに最も影響力のあるリード獲得の方法としてSEO(検索エンジン最適化 …

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Webmarketing123 が発行する米国オンラインマーケッターを対象とした デジタルマーケティングレポート2012 によると、BtoB、BtoCともに最も影響力のある見込み客 (リード) 獲得の方法として SEO (検索エンジン最適化) が挙げられています。PPC (Pay Per Click、リスティング広告) の影響力は比較的低く、新興してきたソーシャルメディアの活用とほぼ同じほどの見込み客獲得のインパクトであるという結果となっています。

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上グラフでは、BtoBで59%、BtoCで49%と双方ともほぼ過半数が最もインパクトのある見込み客獲得方法としてSEOを挙げています。昨年 (2011年) と比較すると、BtoBではソーシャルメディア、BtoCではSEOの比率が大きく上昇しました。

ほぼダブルスコアでリスティング広告はSEOに負けています。日本においても一部の業界を除いてリスティング広告は既にROIで逆鞘になっている例が多いのが現状です。

昨今のインバウンドマーケティング (コンテンツマーケティング) の流れやコンテンツを正当に評価するためのGoogleによる検索エンジンのアップデートもあり、今後、外部リンクを増やすだけのSEOではなく、より合理的なSEOにさらに焦点が当てられてくるのではないでしょうか。ただし、誤解してはいけないのは、SEOとリスティング広告は表裏一体であり、リスティング広告は一切行わなくても良いということにはなりません。

見込み客獲得にはSEOが圧倒的にリスティング広告よりも信用されている 2

 

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上の2つのグラフは、SEOとリスティング広告に対するマーケッターの取り組みについて表しています。SEOには8割以上が取り組んでいますが、リスティング広告は6、7割と比較的低くなっています。

代理店を使っているかインハウスかという問いに対しては、代理店を使う割合はSEOとリスティング広告でほぼ同じですが、インハウスの割合がSEOの方が10-20%ほど高くなっています。SEOの場合、より深くインバウンドマーケティングの施策の中に入り込むため、インハウスになるケースが多いのはないかと思います。また、来年の予算については、SEOとリスティング広告両者ともに増やすもしくは現状維持が9割ほどとなっています。

 

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出典 :
SEO Company | Bay Area SEO and Digital Marketing Agency – Webmarketing123
リード獲得チャンネルとして評価ガタ落ちのPPC、高評価のSEO、大健闘のソーシャルメディア – SEO Japan