the e-tailing group のレポート “3rd Annual Mobile Mystery Shopping Study” によると、リテール (小売り) 業が実店舗でのショッピング体験を高めるためにモバイル端末 (スマートフォン・タブレット) を活用するケースが増えて来ています。
ショールーミング の流れに対して実店舗の売上を上げるため、ユーザーがモバイル端末を利用して実店舗の場所や欲しい商品がその店舗にあるかどうかを確認する機能や、オンライン・モバイルで購入した商品を実店舗でピックアップできるなどのサービスを提供しています。以下の表によると、2011年から2012年にかけてこれらような機能を提供するリテール業が増えて来ています。
※ ショールーミング (showrooming) とは、商品の購入を検討する場合に実店舗に赴いて現物を確かめ、その店舗では商品は買わず、オンラインショップで購入するという購入形態を指す語。 – Weblio辞書
Retail Systems Research (RSR) のデータを見ても、ユーザーがオンライン (自宅) ・モバイル・実店舗をクロスチャネルで活用しているケースが多いのが確認できます。
実店舗でのショッピング体験はもちろん重要なのですが、ショールーミングに対抗するのではなく、オンラインやモバイルを取り込むことでよりユーザーにとって快適に商品を購入できる状況をつくることが出来るかどうかが今後より重要になります。
出典 : Retailers Make Strides in Mobile to Enhance In-Store Experience – eMarketer