インドネシアのEC市場規模について参考になりそうなQoo10に関するデータがありました。Qoo10は、韓国のGmarketとeBayのジョイントベンチャーでBtoCとCtoCのECプラットフォームです。
同サービスはシンガポール、日本、インドネシア、マレーシア、中国、香港の6つの市場でサービスを運営しており、商品が売れた段階で7〜12%のコミッションフィーを取得するビジネスモデルです。以下は、Tech in Asia にあるQoo10インドネシアについてのデータです。18ヶ月連続で規模が拡大し続けているようです。
- 登録メンバー数 : 約40万人
- 販売加盟店 : 約1万店
- デイリーユニークビジター : 20万人
- デイリーページビュー : 70万PVs
- 登録商品数 : 50万点以上
- デイリー取引数 : 5,500 〜 10,000取引
- 上記取引によるデイリー流通総額 (GMV ※) : 75,000 〜 150,000 USドル (約740 〜 1,480万円)
※ GMV Gross Merchandise (Volume total sales dollar value for merchandise sold through a particular marketplace over a certain time frame) を流通総額と理解しました。
流通総額を取引数で割った金額は、13.6 〜 15 USドルのため、1取引あたりの流通金額は凡そ14.3USドル (1,400円ほど) のようです。
デイリーの流通総額を真ん中の112,500USドルとした場合、年間の流通総額は、4,100万USドル (約40億5,000万円)、コミッションフィーを10%とすると、そのうち410万USドル (約4億円) ほどが、ざっくりですがQoo10インドネシアの売上になるのでしょうか。
「東南アジアのインターネット・EC・スマートフォン事情」で、インドネシア「現地でNo.1のECサイトの流通総額は300万USドル / 月」とありますが、上記の計算では338万USドルほどとかなりよく似た金額になります。
出典 : Qoo10 Indonesia records 700,000 daily pageviews, embraces merchants in rural areas – Tech in Asia