ベトナム オフショア開発コストを抑えるため知るべきこと

ベトナムのオフショア開発を選択する一番の理由は、それなりの質の開発力で低価格に抑えられるという利点があるからではないだろうか。ベトナム オフショア開発の人月単価は、例えば、「ベトナム オフショア…

 

ベトナムのオフショア開発を選択する一番の理由は、それなりの質の開発力で低価格に抑えられるという利点があるからではないだろうか。

ベトナム オフショア開発の人月単価は、例えば、「ベトナム オフショア開発」と検索するなど調べてみると約25万円とあるが、現状確かにそのくらいだろうと感じる。国別に単価をみると、高い順から、インド = 中国 > ベトナム > フィリピン > ミャンマーといった順番になる。

ベトナムのオフショア開発業者は、上記の中でも比較的日本語が得意なため、コミュニケーションが容易でそれなりのコストという点で、日本の企業にとっては扱いやすい開発委託先といえる。戦略的に正しいかどうかは別として、昨今日本市場をターゲットとして日本語力向上に勤しむベトナムのオフショア開発業者は多いと感じる。

費用の観点からみると、日本語ができるというプレミアムが乗る可能性はあるが、ベトナム オフショア開発市場はレッドオーシャン化しているので、クライアントを囲い込みたいがために当初はコストが予想よりも低くなる可能性もある。

以下3点は、発注の際のコストについて気を付ける点、低価格に抑えるために事前に知っておいた方が良いだろうと思われる点だ。

 

1. 日本人・日本の拠点がどのくらい関わっているかを知る

必ずしも悪いことではないが、日本人のような単価の高い開発者・コーディネーターなどが入ることで、当然ながら全体の費用は上がる。また、日本に拠点を持って営業活動をしている場合もその分の固定費を賄う必要がある。

理想的なのは、日本語を理解するブリッジSEやコミュニケーター含め全員がベトナムに住むベトナム人であることで、これが最も価格を抑えることができるコスト構造であるといえる。

一番の問題点は、そのような開発業者を探すことが容易では無いということだが、例えば、日本人の代表者の方一人 (もしくは少人数) で現地で開発拠点を創り上げて日本には営業拠点を置かないケースなどは、ある程度調べれば見つけられるのではないだろうか。

 

2. 要件毎の積み上げ価格での交渉ではなく予算内に収めてもらう

これは開発案件全般の話になるが、要件毎の積み上げでかつ対応の上振れバッファーなども入れ込んでいくと (要件追加も想定するなど)、思ったよりも価格が高くなる。

開発業者側からすると損をする危険を避け、ある程度ロジカルな説明にはなるのかもしれないが、要件毎の作業時間が仮定であり、バッファー分も常に必要なわけではないため、依頼する側からすると不利になる。

個別の要件毎に交渉をするのではなく、予算を先に提示した上で、その中でどこまでやれるかを詰め込んでいくことが必要となる。

 

3. 最初の価格は安いが後々コストが上昇するリスクを理解する

クライアントを囲い込みたいがために当初は想定よりも低価格だが、その後、元を取ろうとする動機がどうしても発生する。長期でのラボ型開発などで契約している場合などはまだ酷くはないのかもしれないが、単発の場合には発生する可能性が高い。なんらかの理由で当初の価格が大きく下げられた際には要注意だろう。

囲い込まれることを避け、他の業者にも移れる環境をつくっておくのが懸命だ。もちろん上記の通り、長く付き合うことでコストを上げないようにすることも可能で、その方法が一番良いのだが、お互い状況がいつ変化するかわからない中では、いくつかのオプションを持つことは常に必要だろう。

 

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【11/9/2015 追記】

ベトナムオフショア開発を知る上で、よく纏まっている情報がありましたので共有します。

ベトナムでWeb開発する時に知っておきたい20のポイント – Geek Dojo Kurashiki

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【8/20/2015 追記】

実際に一緒に仕事をした委託先で信頼のおける ベトナム オフショア開発 (モバイルアプリ・ウェブサービスの開発) の企業を紹介することができます。

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iOS・Androidモバイルデバイス別ECサイトアクセス比率

上記グラフはCriteoが発表した、2015年第2四半期における日本、英国、ドイツ、米国、スペイン、フランス、ロシア、ブラジルでのショッピングを目的としたアクセス数 (E-Commerce Tr…

 

Share Of Country's E-Commerce Transactions From Mobile, By Device[各国 モバイルデバイス別EC取引シェア 2015 Q2]

上記グラフはCriteoが発表した、2015年第2四半期における日本、英国、ドイツ、米国、スペイン、フランス、ロシア、ブラジルでのショッピングを目的としたアクセス数 (E-Commerce Transactions) のモバイルデバイス別のシェア。

国によって状況は違うものの、モバイルコマースに関しては、全体的にiOSデバイスの方がアンドロイド Android よりもポピュラーだといえる。

日本では、ECサイトへの全アクセス数の28%がiOSデバイス (iPhone & iPad)、19%がアンドロイド スマートフォンとタブレット経由となっている。

英国では、iOSが35%でアンドロイドはわずか10%、米国でもiOSが23%でアンドロイドが8%と、日本と同じくiPhoneやiPadの比率が高い。

ドイツでは、iOSが17%でアンドロイドが15%と拮抗しており、スペインでもiOSが14%でアンドロイドが15%と似たような状況となっている。

日本と英国に関しては、E-Commerce Transactionsの半分近くがモバイルデバイス経由であり、既にモバイルコマース先進国といえる。

ただし、モバイルコマース市場規模で比べた場合、未だモバイル比率が31%の米国の潜在市場は極めて有望であるといえる (参照 : 米国モバイルコマース市場規模とOS別平均オーダー単価)。

 

出典 : Here’s the mobile platform dominating global e-commerce – Business Insider | June 26, 2015

 

全世界 小売り市場規模・Eコマース市場規模・EC化率

eMarketerの推計によると、2014年の実店舗及びインターネットでの購買を含む全世界の小売り市場規模は、前年比6.1%増の22兆4,920億USドルに達するだろう。世界の小売り市場規模は向…

 

eMarketerの推計によると、2014年の実店舗及びインターネットでの購買を含む全世界の小売り市場規模は、前年比6.1%増の22兆4,920億USドルに達する。世界の小売り市場規模は向こう数年間は安定した成長を見せ、2018年には前年比5.5%増の28兆3,000億USドルとなると予想されている。

183292[全世界 小売り市場規模 2013-2018 Trillion USD]

 

2014年の全世界の小売りEC市場規模 (物販に限定した狭義のEC市場規模) は小売り市場全体の5.9%を占め、1兆3,160億USドルに達するだろう。2018年までにこのシェアは8.8%まで増加し、小売りEC市場規模は2兆5,000億USドルほどとなると予想されている。

183293[全世界 小売りEC市場規模 2013-2018]

 

国別の内訳を見ると、中国とアメリカの2カ国で2014年の小売りEC市場市場規模の半数以上を占め、世界のEC市場を牽引している。この先5年間の中国の成長は、他との差をさらに広げ、2018年までに中国の小売りEC市場規模は1兆USドルを超えて全世界の40%以上を占めるまでになる。

2018年時点で米国は約5,000億USドル規模の世界第2位を維持し、イギリスはその約4分の1の規模で大きく離されながらも第3位、日本は第4位に続くと予想されている。

183295[国別 小売りEC市場規模・伸び率 Top10]

 

次に、小売り市場全体におけるEC化率を見ると、世界第2位の米国は意外と伸び悩んでいる。これは、高度に発展した実店舗販売の強さと米国消費者の店舗での購入に対する欲求の高さを示しているだろう。

米国人口の約63%が2014年にインターネットで商品を購入するが、小売り市場全体のうちわずか6.5%を占めるに過ぎず、2018年でも8.9%に増加するだけと予想されている。

世界第1位の中国と第3位の英国に関しては、米国と比較してはるかに高いEC化率で推移すると予想されている。中国では、年間を通じて最低一回はインターネットで商品を購入した消費者は2014年で僅かに人口の27.5%だが、小売り市場全体の10%以上のEC化率となっており、中国でオンラインで購入している消費者は相当頻繁に購入していると言える。

一方、英国では、2014年で人口の73%以上がインターネットで商品を購入しており、EC化率は13%で世界で最も進んだ国である。英国の小売り市場規模は世界第8位だが、その高いEC化率が小売りEC市場規模を3位まで押し上げている要因となっている。

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出典 : Retail Sales Worldwide Will Top $22 Trillion This Year – eMarketer | December 23, 2014

 

モバイルアプリで急成長のショッピング、利用時間帯は

Flurry Analyticsによると、2014年のモバイルアプリ利用 (セッション) は前年比76%増加しており、特に、Lifestyle&Shopping、Utilities&Produc…

 

Flurry Analyticsによると、2014年のモバイルアプリ利用 (セッション) は前年比76%増加しており、特に、Lifestyle&Shopping、Utilities&Productivity、Messaging Social のカテゴリでは前年比100% (2倍) 以上セッションを増加させている。

ゲームアプリ、メッセンジャーアプリと来て、2014年はショッピングアプリが急成長している。ショッピングアプリ (iOSの場合はLifestyleカテゴリ) のセッションは前年比174%伸びており、Android のみで見てみるとショッピングカテゴリは220%と急増している。

Shopping-Productivity-and-Messaging-Give-Mobile-Another-Stunning-Growth-Year-1

 

米国でのショッピングアプリの利用動向 (対象はアンドロイドアプリのみ、2014年2月) を分析した結果、通勤時間のAM9時、ランチタイムのPM12時、そして、家に戻って落ち着いていたPM8時の3つの時間帯でアプリを長い時間利用していることが分かった。

Shopping-Productivity-and-Messaging-Give-Mobile-Another-Stunning-Growth-Year-2

 

出典 : Shopping, Productivity and Messaging Give Mobile Another Stunning Growth Year – Flurry Insights Blog | January 6, 2015

 

米国モバイルコマース市場規模とOS別平均オーダー単価

2014年第3四半期の全サイト訪問数の43%、EC全売上の1/4がスマートフォンとタブレット経由だった。スマートフォンからのトラフィックは前年比で62%、売上は141%成長している。スマートフォ…

 

スマートフォンからの売上シェアはタブレットのそれを2015年中頃には超えるだろう。その後もスマートフォンコマース市場規模は堅調に推移し、2018年には348億ドル (約3兆4,800億円) に達すると予想されている。

178714[米国 小売りスマートフォンコマース市場規模 2013-2018 Billion USD]

 

2014年第3四半期の全サイト訪問数の43%、EC全売上の1/4がスマートフォンとタブレット経由だった。スマートフォンからのトラフィックは前年比で62%、売上は141%成長している。

2014年第1四半期のスマートフォン各OS別の平均オーダー単価は、Windows $100.91、Android $111.70、iPhone $117.76 とiOSデバイスからのオーダー単価が比較的高い結果となっている。

175594[米国 デバイス別 EC 平均オーダー単価 2013年Q1〜2014年 Q1]

 

出典 : Not All Mcommerce Is Created Equal – eMarketer | November 11, 2014