2012年5月の記事「シンガポールEC市場規模とモバイルコマースの可能性」でも、シンガポールでのスマートフォン浸透の流れとモバイルECの可能性について触れていますが、2012年末の段階で、上図の通り、携帯電話普及率は147%と世界でも最高レベル、うちiOSとAndroidでモバイル機器のトラフィックの95%ほどを占めている状況です。
また、モバイル広告ネットワーク inMobi による2012年11月のレポートでは、既にシンガポールユーザーのデバイス使用時間でモバイル (タブレット含む) がPCを上回っています。
2012年11月の調査 (上グラフ) によると、このようなシンガポールユーザーの状況に対応するため、シンガポール市場のマーケッターのうち8割が、モバイル端末はマーケティングチャネルとして今後数年で一番重要なツールであると考えています。
モバイルマーケティングの具体的な施策として実施されているのは、QRコード、モバイルに最適化したeメール、モバイルコマース、SMSキャンペーンなどです。モバイルアプリについてはまだあまりマーケティングには活用されていないようです。
この調査を実施したリサーチ会社の上級職社員によると、 シンガポールでは今後5年間でマーケティング予算の半分以上がモバイル関連に振り分けられ、モバイルマーケティングは、あらゆるデジタルチャネルの中で最も効率的な顧客へのリーチとエンゲージを実現するだろうと予測しています。
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出典 :
Mobile Marketing Gets Increased Attention in Singapore – eMarketer
In Singapore, Mobile Picks Up More Paid Search Clicks – eMarketer
We Are Social’s Guide to Social, Digital and Mobile in Asia (2nd Edition) – SlideShare