マレーシアEC事情 – 利用ユーザー層・事業者・売れているカテゴリなど

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マレーシアでのEコマースの現状について、詳細なデータをまとめたインフォグラフィックがありましたので紹介したいと思います。

SenhengとEverydayOnSalesは、マレーシアのオンラインユーザー626人を対象として2013年12月にオンラインショッピングに関する調査を実施しました。ecommerce.milo がその調査データをインフォグラフィックとしてまとめていますので、以下にて説明していきます。

 

マレーシアEC利用ユーザープロファイル

調査対象のオンラインユーザーのうち91%がオンラインショッピングの経験がありました。サンプルが偏っている感じもしますが、買い物好きのマレーシア人を表しているともいえます。その他9%のユーザーがオンラインで買い物しない理由としては、オンラインショッピングでの「信頼 (Trust)」の無さが挙げられています。

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具体的には何を信頼できないのでしょうか。回答者の42%は商品を触ったり感じること (touch&feel) ができないこと、37%はオンラインショッピングのセキュリティ、35%は販売者自体を信頼できない、といっています。

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次に、オンラインショッピングのユーザーの性別、年齢層、年収をみていきます。性別は男女ほぼ偏りが無く、年齢層は26〜35歳が51%、18〜25歳が29%と、18〜35歳で全体の8割を占めています。

年収については、RM23,999 (約74万円) 以下のユーザーが31%と最も多く、次いでRM24,000〜47,999 (約74〜148万円)、RM48,000〜89,999 (約148〜278万円) と続き、若いユーザーが多いとはいえ年収が比較的低い層もオンラインショッピングに参加しているようです。

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マレーシアEC事業者

マレーシアでよく利用されるECサイトは以下の通りです。特徴としては、GrouponやLivingSocial、MyDEALなどの割引クーポン共同購入サービスが上位に並んでいる点と、FacebookやBlogShopなどCtoCの取引をSNS・ブログ上でも行っているという点です。

Facebookでの売買は台湾で、BlogShopはシンガポールでもよく見かけますし、日本以外のアジア圏では特に違和感の無い光景なのかもしれません。

上位にいるLelong.myとmudah.myは、オークションやクラシファイドなどのCtoC取引で有名なマレーシア出身のプラットフォーマーです。

それら以外にも、Lazada、ebay、楽天など多国間展開している大手ECプラットフォーマーもマレーシア市場に参入しています。

マレーシアのECサイト・プラットフォームをカテゴリ別に網羅」でも、マレーシアEC事業者について説明していますので合わせてご覧ください。

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まだマレーシア向けECサイトを立ち上げていない外資については、Amazon、Taobao (淘宝網)、asos、Tmall (天猫) のEC市場参入が望まれています。

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マレーシアECで売れているカテゴリ

マレーシアでのEコマースで売れているカテゴリとしては、ローカルサイトでは、電化製品、ファッション・アクセサリー、食料・飲料、健康・美容関連、住宅とあります。海外サイトでは、ファッション・アクセサリー、本・雑誌、趣味・芸術関連、おもちゃ・ゲーム、電化製品となっています。

両方に出ているファッション・アクセサリーと電化製品 (主に携帯電話、カメラ、パソコン) のインターネット販売はほぼ全世界共通で人気が高いと思われます。

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マレーシア人のECにおける購買行動

マレーシア人はどの程度の頻度でEコマースを利用しているのでしょうか。半数以上のユーザーが月に1回はECを利用すると回答しており、ほとんど毎日利用している (商品を購入というより毎日見ているという意味でしょうか) ユーザーが7%もいました。

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次に、どのような経路でECサイトへとアクセスするのでしょうか。69%がGoogle検索 (マレーシアでのGoogleの検索エンジンシェアは9割ほどで圧倒的です) 、58%が直接アクセス、51%がFacebookより、次いで、友人からのリコメンド、Emailなどと続きます。

モバイルアプリからのアクセスは17%とまだまだ少ない状況です。

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EC事業者とのコミュニケーションは主にEメールでのやり取りが多いようです。次いでSMSやモバイルメッセージアプリなど、マレーシアのECサイトは多様なコミュニケーション手段に対応しているのがわかります。

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マレーシア人がECサイトを利用する時間帯としては深夜を含む夜間が最も好まれ、決済方法としては、クレジットカードがある程度浸透しているため一番多く、次いでインターネットバンキング、3割近くがPayPalと回答しています。

アジアにおけるモバイル (スマートフォン) コマースの実情」にて、マレーシアを含むアジア各国のクレジットカード・PayPalの浸透率が比較されています。

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ECサイトでの注文後マレーシア人はどのくらいで商品が届くと考えているのでしょうか。8割近いユーザーが4日以内が適切だと考えているようです。

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最後に、マレーシア人はどのくらいの金額を月にECに費やしているのでしょうか。44%がRM200 (約6,200円) 、41%がRM500 (約1万5,600円) と回答しています。

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出典 :  E-Commerce Infographic: Understanding online shoppers in Malaysia – e27

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