エンゲージメント率とは?
Facebookページでのファンのアクティブ率を計る指標として、エンゲージメント率という概念があります。Facebookページをいいね!しているファン全体の中でどのくらいのファンがページに反応しているのかを計る指標と言えます。エンゲージメント率を算出する場合、基本的には、分母をファン全体数、分子をFacebookページに反応 (いいね!・シェア・コメント・アンケート回答・投稿など)しているユーザー数として割り算をするという方法をとります。
エンゲージメント率算出の注意点
しかし、分母は明確としても、分子をどれくらいの期間の反応とするのか、またどの反応までしたユーザーを対象とするのか、など定義が違うと率は全く違うものになってしまいます。そこで、誰が見ても明らかな数値を分子として使用することが必要があり、Facebookページに表示してある「話題にしている人」の数を扱うことで非常に分かりやすい計算となります。Advertising Ageの記事でも、分子の数値としてリサーチャーは、
” Facebook’s own metrics, People Talking About This, the awkwardly-named running count of likes, posts, comments, tags, shares and other ways a user of the social network can interact with branded pages. “
Facebook独自の指標である「話題にしている人 (英語では People Talking About This)」 、少しぎこちない名前だが、いいね!、投稿、コメント、タグ付け、シェアほかそのページに関連する反応をしたユーザー数
を使用しています。
Facebookページのインサイトには、「話題にしている人」の説明文がありますが、内容としては明確な表現ではなく、「◯◯から◯◯までの間に、このページに関する記事を作成した人のユニーク数です。」とあります。「◯◯から◯◯まで」とは期間のことなのですが、過去数日前から7日間分の期間を対象としているようです。つまり、リアルタイムではないため、例えば現在爆発的にいいね!を獲得した投稿をしても数値として反映されるのは数日後ということになります。
また、もう一点、注意する点としては、「話題にしている人」の数が日々変動するため、一週間違うと率も大きく変わってくるということです。つまり、輪切りの一点で率を見るよりは前後を比較的長いスパンの動きを見た方が良いのです。Facebookページを運営する側としては、少し気を抜くと「話題にしている人」の数が減り率も下がるなど成果が一目で可視化されるため、当然ですが、継続したコミュニケーションが大切になります。
出典 : Study: Only 1% of Facebook ‘Fans’ Engage With Brands – Advertising Age