米国モバイルコマース市場規模とOS別平均オーダー単価

2014年第3四半期の全サイト訪問数の43%、EC全売上の1/4がスマートフォンとタブレット経由だった。スマートフォンからのトラフィックは前年比で62%、売上は141%成長している。スマートフォ…

 

スマートフォンからの売上シェアはタブレットのそれを2015年中頃には超えるだろう。その後もスマートフォンコマース市場規模は堅調に推移し、2018年には348億ドル (約3兆4,800億円) に達すると予想されている。

178714[米国 小売りスマートフォンコマース市場規模 2013-2018 Billion USD]

 

2014年第3四半期の全サイト訪問数の43%、EC全売上の1/4がスマートフォンとタブレット経由だった。スマートフォンからのトラフィックは前年比で62%、売上は141%成長している。

2014年第1四半期のスマートフォン各OS別の平均オーダー単価は、Windows $100.91、Android $111.70、iPhone $117.76 とiOSデバイスからのオーダー単価が比較的高い結果となっている。

175594[米国 デバイス別 EC 平均オーダー単価 2013年Q1〜2014年 Q1]

 

出典 : Not All Mcommerce Is Created Equal – eMarketer | November 11, 2014

 

米国小売りEコマース市場のカテゴリ別売上・成長率

eMarketerの調査によると、2014年の米国小売り市場規模 (売上) は前年比4.4%増の4兆7,320億USドルと拡大が予想され、小売りEC市場も売上・小売り全体に対する比率ともに増加す…

 

小売りEC市場の売上をカテゴリ別に比較すると、Computer&consumer electronicsが常に一番規模が大きくシェアは2014年に21.8%で2018年には22.1%、次いでApparel&accessoriesのシェアが大きく2014年に17.1%で2018年には17.5%と予想されている。

171460[米国 カテゴリ別 小売りEC市場規模 2012-2018  Billion USD]

 

eMarketerの調査によると、2014年の米国小売り市場規模 (売上) は前年比4.4%増の4兆7,320億USドルと拡大が予想され、小売りEC市場も売上・小売り全体に対する比率ともに増加する見込みである (参照 : 2014年米国物販EC市場規模 伸び率 EC化率 モバイル率) 。

小売りEC市場の成長率をカテゴリ別に比較すると、そこまで大きな差は無いものの (すべて全体成長率の+−2%以内に収まっている) 、Books/music/videoのデジタル消費、次いでApparel&accessoriesカテゴリが比較的成長率が高く、Office equipment&suppliesの成長率が低いと予想されている。

171463[米国 カテゴリ別 小売りEC市場成長率 2012-2018]

 

>> 米国 EC モバイル 統計データ

 

出典 : US Retail Ecommerce Sales Highest for Computers, Consumer Electronics – eMarketer | April 11, 2014

 

2014年米国物販EC市場規模 伸び率 EC化率 モバイル率

eMarketerの調査によると、2013年の米国小売り市場規模は4兆5,330億USドル (約544兆円) で伸び率は4.2%、小売りEC市場規模は2,633億USドル (約32兆円) で伸び…

 

eMarketerの調査によると、2013年の米国小売り市場規模は4兆5,330億USドル (約544兆円) で伸び率は4.2%、小売りEC市場規模は2,633億USドル (約32兆円) で伸び率は16.9%となった。

171446[米国 小売り市場規模・伸び率 2012-2018  Trillion USD]

 

同社の2014年の予想では、小売りEC市場規模は3,041億USドル (約36兆円) に達し伸び率は15.5%となる。EC化率は2013年実績で5.8%だが、その後成長を続け、2014年は6.4%、2018年には8.9%にまで達する見込み。

経済産業省による同年の日本のEC (小売り / 物販系) 市場規模実績は6.8兆円のため、以下は米国の数字は予想ではあるものの、約5.3倍の市場規模の差があると考えられる (1USドル=100円で計算すると約4.5倍)。

アパレル・ファッションEC市場規模の伸びは米国でも顕著」にある約1年前の予想と比較すると、2014年の小売りEC市場規模は4.9%、2016年は8.5%上方修正されている。

171448[米国 小売り市場規模・伸び率 (チャネル別) 2012-2017  Billion USD]

171450[米国 小売りEC市場規模・伸び率 他 2012-2018  Billion USD]

 

小売りモバイルコマース市場規模は、2013年実績で421億USドル (約5兆円) 、前年比70%と急成長している。eMarketerの2014年の予想では、伸び率は37.2%の578億USドル (約7兆円) となり小売りEC市場規模の1/5を占め、小売り市場規模全体の1.2%となる。

タブレットが加速させる米国モバイルコマース市場」にある約1年前の予想と比較すると、2014年の小売りモバイルコマース市場規模は1.9%、2016年は1.4%上方修正されている。

171508[米国 小売りモバイルコマース市場規模・伸び率 他 2012-2018  Billion USD]

 

>> 米国 EC モバイル 統計データ

 

出典 : Total US Retail Sales Top $4.5 Trillion in 2013, Outpace GDP Growth – eMarketer | April 10, 2014

 

東南アジアと日米のモバイル・スマートフォン普及状況比較

「東南アジアEC市場拡大の鍵を握るスマートフォンユーザー」の補足資料として、2014年1月時点での東南アジア(シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアの4ヵ国合計)と日本、米国におけるモバイル・スマートフォン …

 

東南アジアEC市場拡大の鍵を握るスマートフォンユーザー」の補足資料として、2014年1月時点での東南アジア (シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアの4ヵ国合計) と日本、米国におけるモバイル・スマートフォンの普及状況などを比較した表を作成しました。

東南アジア・日本・米国のモバイル・スマートフォン状況比較 ※ 上記「東南アジア」の数値は、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアの4カ国の合計

定義 :
モバイル・インターネット普及率 = モバイル・インターネット利用者数 / 人口
スマートフォン普及率 = スマートフォン利用者数 / 人口
スマートフォンユーザーEC利用率 = スマートフォンユーザーEC利用者数 / スマートフォン利用者数

アジア各国のスマートフォン普及率は「アジアにおけるモバイル (スマートフォン) コマースの実情」を参照

 

東南アジアの数値として、Eコマースなどのインフラが比較的整っているシンガポール、マレーシア、タイと、数値的に大きなインパクトを持つインドネシアの4ヵ国のみを用いているのには賛否があるかと思いますが、当初の事業展開として現実的な国を選択しました。

人口、携帯電話契約者数ともに東南アジア4ヵ国は米国とほぼ同じで日本の倍ほどになります。モバイル・インターネット利用者数は東南アジアの普及率が低いため日本とほぼ同じで、米国はその倍ほどになります。

スマートフォン利用者数は米国>東南アジア4ヵ国>日本とそれぞれ倍々となっています。普及率でみると東南アジア4ヵ国と日本はあまり変わりませんが、米国は普及率が50%を超えています。スマートフォンの普及率は今後米国以外の国も伸びてくると想定されます。

スマートフォンユーザーのEC利用者数 (Mobile Purchase via Smartphone) も同様に米国が最も多いのですが、比率でみると意外にも東南アジア4ヵ国が高く (インドネシアのみだと57%) 、日本と米国がほぼ同じです。

スマートフォン普及率が上がってきた段階で、東南アジアがMobile Purchaseの率を維持できるかは不明です。また、所得がまだまだ低いため市場を形成するもう一つの要因である単価は低いのが現状ですが、今後の経済成長の可能性を合わせてみるときわめて大きな潜在市場があると考えられます。

 

出典 :
Global Digital Statistics Jan 2014 – We Are Social, US Census Bureau, InternetWorldStats, ITU, GlobalWebIndex Wave 11, Our Mobile Planet, GSMA Intelligence

 

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ

「東南アジアEC市場拡大の鍵を握るスマートフォンユーザー」にて引用したデータなど、いくつかモバイルシフトを裏付けるグラフを紹介したいと思います。comScoreによる米国ユーザーの動向をまとめた3つのグラフです。 …

 

東南アジアEC市場拡大の鍵を握るスマートフォンユーザー」にて引用したデータなど、いくつかモバイルシフトを裏付けるグラフを紹介していきたい。

 

米国 / アメリカ

comScoreによる米国ユーザーの動向をまとめた3つのグラフ。2010年12月から2013年12月までの3年間で、インターネット利用に費やす時間が83%も増え、その伸びのほとんどがスマートフォンからのインターネット利用だった。消費時間も2013年12月時点でスマートフォンはデスクトップを超えている。

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ 1

2014年1月には、インターネット利用に費やした時間の46.6%はモバイルアプリでの利用で、45.1%のデスクトップからの利用を越えた。

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ 2

以下各サービスでのモバイルオンリーユーザー比率はすべて右肩上がり。

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ 3

出典 :
新たなインターネット・アクセスを生み出すのは Post-PC だけ? それを示す1枚のチャート – Agile Cat – in the cloud
モバイル端末からしか接触しないネットユーザーが急増 – BLOGOS

 

日本

Nielsenによる日本ユーザーの動向をまとめたグラフ。楽天市場は2013年12月時点で既にスマートフォンからの利用者数がPCを上回っており、2014年2月にはアマゾン/Amazonもスマートフォンからの利用者数がPCを上回った。トレンドはスマートフォンの方が上昇傾向のため、今後PCとの差が広がっていく可能性の方が高い。

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ 4

オンラインモールでまとめてみると、2014年2月でPCとスマートフォンからの利用者数はほぼ同じ。傾向としては同じくスマートフォンの方が伸びているため、3月以降は逆転している可能性が高い。

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ 5

出典 :
スマホへのシフトが鮮明に–ニールセンのインターネット利用調査 – ZDNet Japan
AmazonやYouTubeで、スマホからの利用者数がPCを上回る – Appllio

 

中国

Alibabaによる中国モバイルコマースに関するデータ。中国では携帯電話契約者が10億人に達し、既にモバイルからインターネットにアクセスするユーザー数がPCからアクセスするユーザー数を超えている。中国のモバイルコマース市場規模は今年2014年には日本や米国を超え世界一になるだろう。

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ 6

出典 :
中国モバイルコマースの市場規模は2014年に271億米ドルに達し、アメリカの規模を上回る見込み (インフォグラフィック) – THE BRIDGE

 

アプリ vs モバイルウェブ

Flurryが全世界13億台のデバイスから集めたデータなどによると、スマートフォンでのアプリ利用によるインターネットアクセスは依然成長が続いており、対照的にスマートフォンのウェブ利用は減少傾向にある。

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ 7

スマートフォン (iOS & Android) 利用による消費時間を比率にすると86%がアプリ利用になり、32%がゲームアプリ、17%がFacebookアプリとほぼ半分がこれら2つのカテゴリで費やされていることになる。

ゲームカテゴリを外しても8割り近く (ゲームを外したAPPS (54=86-32) / ゲームを外した全体 (68=100-32)) がまだアプリ利用での時間消費のため、アプリ重視の傾向は今後も続くのではないか。

世界的なモバイルシフトを裏付けるデータ 8

出典 :
モバイルは2014年もアプリ利用が増えてWebは減少, 広告ではGoogleの一人勝ち – TechCrunch Japan

 

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