台湾でのSEOはBing対策から始める

トラフィックはYahoo!が圧倒的に強く、次いでGoogle、PChome、yam天空と続きます。台湾のYahoo!はサイト名をYahoo!奇摩といい、2006年にYahoo!台湾が当時の最大手ポータルサイト奇摩 …

 

以下は台湾で検索機能を有する主要なポータルサイトです。

トラフィックはYahoo!が圧倒的に強く、次いでGoogle、PChome、yam天空と続きます。台湾のYahoo!はサイト名をYahoo!奇摩といい、2006年にYahoo!台湾が当時の最大手ポータルサイト奇摩站 (kimo.com) を買収した後”奇摩”の名前を残しました。

Yahoo!奇摩は台湾インターネットユーザーへの到達率が97%とも言われ、台湾のインターネット界の巨人として君臨しています。ちなみに、ポータルサイト以外では、無名小站 / wretch と 痞客邦 / PIXNET の国産SNSのトラフィックが比較的多いですが、台湾のSNS勝者の座は既にFacebookに奪われてしまいました。

台湾でのSEOはBing対策から

上図はcomScoreの2011年3月検索ポータル別シェアですが (少し古いですが) 、台湾では日本と似た傾向となっておりYahoo!とGoogleがシェアの8割を占めています。しかし、日本と大きく違う点は、過半数のシェアを誇るYahoo!の検索エンジンがBingということです。

ご存知の通り、Yahoo! Japanでは検索エンジンをGoogleにしていますが、他のアジア地域のYahoo!は本国米国と同じくアルゴリズムサイト検索をYSTからBingに切り替えました。台湾以外には、香港、韓国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムがPowered by Bingになっています。

台湾に向けてEコマースを始める場合、特にEコマースに親和性のある女性を対象 (「台湾ECに関するデータ – 市場規模・利用ユーザーなど」を参照) とした商品であれば、ショッピングモールやオークションで圧倒的に強いYahoo! (Bing) でのSEOは必須です。

モール出店の場合、同一ドメインの中に埋もれるためSEOとしては不利になりますので、自社サイトで独自コンテンツを制作していくことも必要になります。テクニックに走らずにきちんとしたコンテンツをつくり更新し続けることで、自社サイトへの検索エンジンやソーシャルメディアからの流入を増やすことができ、モールへの誘導に繋げられます。

例えば、サイトを WordPress で制作しSEOのプラグインを入れ、Bing の Webmaster Center (Googleにおけるウェブマスターツールと同意) を設定し、Yahoo!奇摩のサイト登録をするなど、基本的なことを実施するだけであればコストも抑えられ費用対効果を高めることができます。一番の難関は繁体字の良質な (ユーザーに興味を持ってもらえる) コンテンツをつくり続けることと思いますが、いくつかの翻訳サービスを試して独自の運用方法をつくり出せると考えています。

 

出典 :  InsightXplorer ARO Report、comScore Media Matrix、SEMリサーチ

 

台湾ECに関するデータ – 市場規模・利用ユーザーなど

台湾EC市場規模 (2010年) 消費者向けEコマースの市場規模は、3,583億台湾ドル (1兆円弱) で、日本の同年市場規模と比較して約1/8、台湾の市場規模は前年比2割強伸びており、日本よりも若干伸び率は高い …

台湾EC市場規模 (2010年)

  • 消費者向けEコマースの市場規模は、3,583億台湾ドル (1兆円弱) で、日本の同年市場規模と比較して約1/8
  • 市場規模は前年比2割強伸びており、日本の同様の比率が16.3%の伸びのため、台湾の方が若干伸び率は高い
  • 2010年末までに小売業全体の6%近くを占めるようになる
  • 緩やかな成長カーブを描く小売業の中で、Eコマースは毎年20%前後の成長を続けている
  • 一人口あたりの市場規模 (市場規模 / 人口) で比較すると、日本の約70%ほどになり、一人口あたりのGDPで比較した率 (日本の約40%) よりも高い

[2012年4月25日追記]
上記消費者向けEコマースの市場規模3,583億台湾ドル (1兆円弱) の内訳としては、BtoC市場は2,053億台湾ドル (約5,600億円) 、CtoC市場は1,530億台湾ドル (約4,200億円) でした (1台湾ドル = 2.75円にて計算) 。

 

台湾EC利用ユーザー

  • 男女比は42 : 58と、女性が多い
  • 女性の中では、30 ~ 39歳の層が最も多い

 

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出典 : 中華民国台湾投資通信、台湾資策會MIC、日本経済産業省

台湾市場へのEC進出について – 決済手段多様化の重要性

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Eコマースで海外の市場へ参入する際に重要になる点として、自社内ではサプライチェーンの最適化による原価 (物流費含む) の低減、対顧客ではその国に合った決済手段の提供、の2点があります。これらは後回しにされることが多々ありますが、ビジネスモデルの確立のためには非常に重要な要素になります。今回は、後者の決済手段の提供に関して台湾に絞って考えてみます。

 

台湾でのECでよく使われている決済手段

台湾でよく使われる決済手段は以下の通り、クレジットカード、代引き、コンビニ支払い、ATM支払いの4点です。コンビニ支払いは、現地で同じ統一グループが運営するセブンイレブンと統一ヤマトが展開しており、人口当たりのコンビニ数が世界一と言われる台湾においてはポピュラーな決済方法です。

ATM支払いは、まだクレジットカードが日本ほど浸透してない状態での支払い方法としてEコマース黎明期から引き続き利用され続けています。台湾の方に、同じ現金払いの代引きの方がATM支払いよりも楽なのに何故移行しないのか?と質問したところ、以前からの慣れた方法のため使われ続けているのだろうとのことでした。

Eコマースで海外進出する場合、グローバルサイトと現地モール出店と双方で始めるケースが多いですが、グローバルサイトでの決済方法はクレジットカードとPayPalのみということがあります。手数料の問題は確かにありますが、グローバルサイトを後回しにしても先ずは各国のユーザーに合った決済手段に対応するモール出店を優先し機会損失を無くすことが大切ではないかと考えます。

 

【2012年10月2日追記】

台湾EC市場で求められる決済方法とは」では、日本のファッションを好きな20代の台湾人女性を対象として、ECでの決済に関して取得したアンケートの結果を掲載していますので、合わせてご参照ください。

 

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