ファッションEC ZALORA がインドネシアで即日配送とリワードを開始

ファッションECのZaloraは、インドネシアユーザーに向けた新しい2つのプログラムを今月より開始しました。一つは一定条件を満たした注文に対する即日配送サービス、もう一つはポイントを用いたロイヤリティプログラムで …

ファッションECの Zalora がインドネシアで即日配送サービスを開始

 

ファッションECの ZALORA は、インドネシアユーザーに向けた新しい2つのプログラムを今月 (2013年4月) より開始しました。一つは、一定条件を満たした注文に対する即日配送サービス、もう一つは、ポイントを用いたロイヤリティプログラムです。

 

ZALORA Delivery Express or ZDEX

ZALORAデリバリーエクスプレス、略してZDEXは、ZALORA インドネシアユーザー向けの即日配送サービスです。

即日配送のためにはいくつか条件があり、首都ジャカルタのCentral Business District (CBD) エリアからの注文であること、ZDEX対象商品であること (画像の右上にスペシャルスタンプがある商品)、ジャカルタ時間で平日午後12時より前の注文であること、決済方法が COD (キャッシュオンデリバリー、代金引換支払い) である必要があります。

Zalora の説明ページには、注文するエリアががCBDより外の場合でも、ほとんどは1営業日にて配送できるとあり、既存の無料配送サービスや7日間のリターンポリシーと合わせて、顧客満足度の高い施策であるといえます。

エリアは限定されているものの、物流インフラが弱いと思われがちなインドネシアで、物流を意識した即日配送を実施することは、地味ながら地に足のついた施策ではないでしょうか。

 

ZALORA Rewards

ZALORAリワードは、ポイント付与・交換を主としたロイヤリティプログラムで、シルバー、ゴールド、プラチナの3つクラスがあります。一定のポイントを貯めることで上位クラスに上がり、より上のクラスの方が同じ支払い金額でもポイント獲得数が多くなる設定になっています。

プラチナになると、Personal shopper serviceなどエクスクルーシブなサービスを受けることができます。

 

ZDEX と Zalora Rewards の共通点は、より限られたユーザーしか恩恵を受けられない、ということです。ZALORA の商品はそもそもが安い商品ではないのでユーザーを選ぶのですが、さらに首都圏に住むヘビーユーザーに絞っています。また、買回り品のポイントプログラムは貯まりにくいため超ヘビーユーザーの優遇施策としか機能しないだろうと想定されます。

現時点でのインドネシアのファッションECとしては、物流インフラの問題もあるため、浅く広く展開するよりは深く狭く絞ることが合理的な選択だといえそうです。

 

出典 :
Zalora Indonesia introduces express delivery and loyalty program – e27
ZALORA iPhone app launched, offers 20% discount across the board – e27
Zalora Delivery Express or ZDEX
Zalora Rewards

 

インドネシアのネットユーザー数は数年以内に日本を上回るだろう

インドネシアのインターネット普及率は今年2013年には29.0%となり、インターネットユーザー数は7,270万人となると予想されています。今後も堅調に伸び続け2016年には普及率39.8%で1億人を超える見込みで …

 

2016年にはインターネットユーザー数1億人を超える見込み

eMarketerの調査によると、インドネシアのインターネット普及率 (Internet user penetration) は今年2013年には29.0%となり、インターネットユーザー数は7,270万人となると予想されています。今後も堅調に伸び続け2016年には普及率39.8%で1億人を超える見込みです。

日本のインターネットユーザー数は2011年末で約9,600万人 (総務省)で、今後大きな伸びは期待できないことを考えると、2016年にはユーザー数でインドネシアが日本を上回る可能性があります。

※ 上記eMarketerが対象としている「インターネットユーザー」とは、年齢層やアクセスした場所、デバイスの種類には関係なく、月に最低1度はインターネットを利用する個人、を指します。

In Indonesia, a New Digital Class Emerges 1

 

ブロードバンド回線やスマートフォンの普及はこれから

インドネシアのブロードバンド回線の普及率はまだ1.6%ほどで、普及していない理由はシンプルにまだ利用金額が高いからのようです。

スマートフォンユーザーの増加については、著しいものがありますが、2013年で全携帯電話ユーザーの24%とまだ伸びしろがあります。

上記2013年のインターネット普及率は29.0%とありますが、スマートフォンの普及率は同年で15.4%のため、インターネットを利用するユーザーの半数以上が、スマートフォンをPCと併用もしくは単体でインターネットにアクセスしていることになるでしょう。

これらスマートフォン関連の数字は流動的で、中国製の比較的低価格のアンドロイドスマートフォンが一気に普及率を上げる可能性もあります。

In Indonesia, a New Digital Class Emerges 3

MarkPlus Insightの調査によると、インドネシアのインターネットユーザーの9割以上が都市部での利用とあります。理由は書いていませんが、島嶼国であるためインターネットインフラが地方まで行き届いていないか、都市部と地方の格差の問題か、また、インターネットカフェの立地なのか、興味深いデータです。

ジャカルタだけでも1千万人ほどの人口があり、この周辺地域に絞ってみれば、物流や決済、スマートフォン普及率など、全国平均とはまた違った見え方になるかもしれません。

In Indonesia, a New Digital Class Emerges 2

 

【2013年4月26日 追記】
ファッションEC ZALORA がインドネシアで即日配送とリワードを開始」にて、ZALORA はジャカルタ内のCentral Business District (CBD) エリアへの配送であれば、一部商品に限られますが即日配達をしているようです。一般的に物流インフラが弱いと思われがちなインドネシアですが、エリアを絞ることで違った側面が見えてきました。

 

出典 :  In Indonesia, a New Digital Class Emerges – eMarketer