香港 検索エンジン市場シェア

Experian Hong Kong (Hitwise data center) のレポートによると、香港でのインターネット訪問者 (Visits) のシェアを検索エンジンに絞ってみてみると、Google.com が大幅に伸びました …

 

アジアではYahoo!なのか、Googleなのか?

Experian Hong Kong (Hitwise data center) のレポートによると、香港でのインターネット訪問者 (Visits) のシェアを検索エンジンに絞ってみてみると、Google.com が大幅に伸びました。Google Hong Kong はシェアを落としていますが、Google全体としては増加し、Yahoo!香港 + bing (Yahoo!香港が採用している検索エンジンは bing) をさらに引き離しました。

しかし、実は日本語で香港の検索エンジン市場シェアを調べると、アウンコンサルティングの検索エンジンシェアに関するニュースリリース が見つかります。そこでの香港の検索エンジンシェアは、bing / Yahoo!香港 が49.9%と最大のシェアになっています。

なぜここまで差が出るのかわかりませんが、コンテンツ重視のYahoo!からシンブルで検索速度が速いであろうGoogleへの移行は他のアジアでも進むと思っています。もちろん、Chrome (クローム) ブラウザの普及も要因の一つです。

香港 検索エンジン市場シェア 1

香港 検索エンジン市場シェア 2

 

出典 :
Search Engine Market Share around the world update Mar 2013
– Chandler Nguyen Digital Marketing Blog
世界40の国と地域の検索エンジンシェア【2012年発表】 – アウンコンサルティング

 

 

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アジアにおけるSNS戦略 – 香港でのFacebook活用事例

アバクロンビー&フィッチ (以下アバクロ) は、2012年8月の香港での旗艦店オープンに合わせて、あるイベントを仕掛けました。各国から集めた多くの男性モデル (上半身裸!) をオープ …

 

アジアにおけるSNS戦略 – 香港でのFacebook活用事例

 

アバクロンビー&フィッチ (以下アバクロ) は、2012年8月の香港での旗艦店オープンに合わせて、あるイベントを仕掛けました。

各国から集めた多くの男性モデル (上半身裸!) をオープンバスに乗せ繁華街の至るところに出没したのです。その場に居合わせた女性たちとポーズをとって写真を撮ったりするなど、口コミを促進させるコンテンツとしては最適でした。

それでは、気になる予算はいくらだったのか?

香港で大きな話題を読んだこのイベントにアバクロが投じたのは日本円にして500万円程度。

旗艦店のオープニングに合わせた予算としては異例に低い数字ですが、もちろん、だからといって告知効果が低かったわけではありません。アバクロの狙いは、話題性のあるイベントを発端にして口コミをFacebook上で拡散させていくことにありました。

 

香港のFacebookユーザー数は約375万人 (2013年1月時点、Socialbakers) 、人口が約710万人のため普及率は50%を超えることになります。日本での普及率はまだ10数%ですが、アジアの中でも香港、台湾、シンガポールは人口が少ないこともありその普及率が群を抜いています。また、2011年のNielsen Media Indexは、香港ではテレビ視聴者よりもインターネット利用者の方が多いと発表しています。

香港は都市として人が密集しているため元々イベント効果が高いこともありますが、口コミが流れる横の繋がりをFacebookによってさらに加速しながら拡散させることで、その効果が従来では考えられない広がりをみせることになります。

現地に拠点を持つPR会社のコメントでは、

日本では、SNSは従来のメディアを補完するものというイメージですが、香港ではまずSNSから始める企業も増えています。プロモーションでのFacebook利用はすでに常識といっていいくらいです。

とあります。

 

もちろん、Facebookを活用すればなんでも良いわけでなく、そもそもの口コミをしたくなるコンテンツ作りから考える必要があるのは当然です。また、イベントには力を入れているものの、Facebookの運用 (口コミをどのように拡散させていくか) がよくわからずに結果が出せないケースもあるかと思います。

成功させるのは簡単ではないわけですが、このアバクロの事例は、人口が密集している都市でのオフライン・オンラインを合わせたプロモーション戦略としては非常にわかりやすい事例であるといえるでしょう。

 

出典 :  SNSで進化する企業のPR戦略 – KANPASAR p.5

 

台湾 SNS

アジアにおけるFacebook会員数推移 (2013年3月時点)

アジア各国におけるFacebookとTwitterの利用率

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アジア向け事業でのFacebook活用のすすめ