東南アジアでECを始める前に知っておくべき10のこと

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1. 東南アジアのオンラインユーザーは若い
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東南アジア各国のオンラインユーザーの年齢を見ると、そのほとんどが34歳以下である。シンガポールを除くと、各国で60%以上が34歳以下であり、ベトナム、タイ、フィリピン、インドネシアについては70%以上となっている。

 

2. 男性ユーザーは3C、女性ユーザーはファッション関連商品をオンラインで購入している

シンガポール以外では、男性は3C (参照元ではComputer、Communication、Consumer Electronicを意味しているが、場合によっては、CameraやCell Phoneを入れる場合もある) 商品、女性はファッション、美容、キッチン用品などをオンラインでよく購入している。

 

3. ユーザーは未だモバイルデバイスよりもデスクトップからECを利用している
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東南アジアでの携帯電話普及率は高いものの、データ通信を定常的に利用しているユーザーの率は必ずしも高くはない。例えば、データ通信はFacebookやWhatsAppに絞ったプランなどもあり、現状モバイルデバイスからのEC利用について楽観視することはできない。

しかし、「楽天シンガポールにおけるモバイルコマースの重要性」にもある通り、シンガポールではモバイルコマースが浸透しつつあり、この流れは他の国々でも必然として受け入れられるのではないかと考える。

マレーシアのモバイル環境については「マレーシアのモバイル事情を知るための12の事実」を参照。

 

4. ソーシャルメディアではアクティブだが、ECでのコンバージョン率は低い
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携帯電話の普及率と同様にソーシャルメディアについても、利用者の数は多いものの、だからといってすぐに購買に繋がるわけではない。

東南アジアでもFacebookやInstagramなどのソーシャルメディアの利用率は高く非常にアクティブだが、ECで活用する場合、リーチ数は多くなるものの、購買に至るコンバージョン率は 0.008% と極めて低い。

 

5. シンガポールとマレーシアのユーザー・市場はある程度成熟している

シンガポールとマレーシアは市場は小さいものの東南アジアの中では比較的成熟した市場である。市場規模やユーザーがECに慣れている点で台湾の環境とよく似ている。

個人的な感想としては、マレーシアはまだ成長の余地は多く、そこまでECに慣れているユーザーが多いとは感じないため、EC市場が成熟しているという印象は無い。

 

6. ECでの決済は商品代金引換支払いが最も好まれている
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東南アジアでは、商品代引き (COD) での決済が主でクレジットカード決済は全体の2割ほど。他にも友人のクレジットカードを借りたり、テキストメッセージを利用した振り込み (おそらく、振り込み先の銀行口座を確認してATMより振り込み) など、日本にはあまり無い方法もよくある。

ロケットインターネット投資で急成長のZaloraとLazada」にある通り、東南アジアを代表するEC事業者LazadaやZaloraでも決済は代引きが当たり前となっている。

 

7. 単体のECサイトよりもECモールでの商品購入が主流
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ユーザーのECの利用はモールが主であり、多くのECモールは多国間で展開している。主要なプレイヤーは3つに分けられ、1つはロケットインターネットがバックアップしているLazadaとZalora、2つめはAmazonとeBayのアメリカ勢、3つめはTaobaoとAlibabaの中国勢 (アリババグループ) だ。

 

8. 物流は東南アジア最大の課題

シンガポールとマレーシア (地方は微妙だが) はまだ良いが、他の東南アジア各国のECで最大の課題は物流だ。

インドネシアやフィリピンなど島で形成されている国もあり、配送コストが高いとユーザーは購入に二の足を踏むだろうし、事業者の機会損失に繋がってしまう。

 

9. 販売促進の施策としては、配送料無料が最も好まれている
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配送料無料、値引き、景品、バウチャーなどの販売促進の施策の中で、最も購買に結びつく理由となるのは配送料無料。

ショッピングカートでのチェックアウトの際に値引きを提案する方法も離脱を防ぐ方法として効果がある。

 

10. 東南アジアで不足しているタレントはソフトウェアエンジニア
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これは世界共通と感じるが、東南アジアでもソフトウェアエンジニアは不足している。

 

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出典 : 10 things you should know before starting your eCommerce venture in Southeast Asia – eCommerceMILO | July 8, 2015

 

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